シストレマシン専用機として IBM IntelliStation M Proの中古を購入しました。
IBM IntelliStation M Pro 6225-2J7
Pentium 4 プロセッサ 3.6 GHz,
Memory :2GB DDR2 SDRAM(PC2-3200 ECC)
Serial ATA-150
グラフィックカード:NVIDIA Quadro FX 1300
電源ユニット:400W
→SystemGuide IBM IntelliStation M Pro 6225-2J7 (PDF / IBM Japan)
新品のPCでも良かったのですが今自作で作っているシステムトレードのプログラムはCPUスピードが異なるマシンに移すと表示のタイミングなどが微妙にずれ、命令を実行するマージンの箇所を大量に書き換える必要があることがわかり、前回購入したHP XW4200 3.6 GHz と全く同じCPUのこのマシンがたまたま売られていたため購入してみました。
本当は全く同じ XW 4200 3.6 GHz 2台構成が望ましいと思われますが、探しに行った日には同じマシンを見つけることが出来ませんでした、、といいますかIBM IntelliStation M Proが17000円ほどで数台叩き売りされていたため何も考えずに思わず衝動買いしてしまいました。w (後日中古PCを購入するコツも紹介したいと思います。)
購入してセッティングに1週間ほどかかりましたが、予想通り調整をしなくても綺麗にシストレが作動してくれいました。
それでもネットワークのアクセススピードやディスクの読み込時間などで多少の差は出るだろうと見ていましたがかなり高い精度でエントリータイミングが一致しているので感心しています。 ちなみに他にCore2Duoの3.3Ghzのマシンでもプログラムを調整して動かしていますがエントリーするタイミングが全く異なっている状態です(原因はまだよくわかっていません)
IBM IntelliStation M Pro 6225-2J7をレビュー
このPCをセッティングしていて感じたことは普通のPCよりも異常に几帳面なシステムの作りだという点です。たとえばWindowsの終了を選ばすに直接コンセントのスイッチを切ると起動時に電源に異常がうんぬんというメッセージが表示されどう対処するか複数の選択肢より選ぶように聞いてきたりします、普通のPCではあまりみかけません、、セットアップのために何回も再起動していますとだんだん煩わしくなってきます、おそらく非表示に出来るのでしょうがどうやって消すのかを調べるのにまた時間がかかります、、といったような感じで所々丁寧すぎて使いづらいと感じるところがありました。
ギガビットイーサーネットワークカードもよくわかりませんがかなり高級と思われる物が入っていました、
Broadcomというメーカーの NetXtreme 1000 というカードでしたが、コントロールパネルを開いてみると設定項目が多すぎてさっぱり使い方がわかりませんw しかしながらまあ普通に動いているようですのでとりあえず問題無いと思われます。
色々複雑な設定箇所に手こずりましたが、何とかクリアして順調に稼働しております、上部スペックのカ所に貼ってあります当時のカタログのリンク(PDF)を見ますと当時40万以上の値段で売られてたようで、さすがに中身はデラックスな構成になっています、このまま安定稼働してくれれば17000円という値段はは超破格な買い物かもしれません。
シストレはやらず裁量トレードを行う方でも、Pentium4の熱は許容範囲内という方でしたらt、チャート表示専用機や予備のマシンとして、ワークステーションモデルでこのクラス中古はお手頃価格でなかなか魅力的かと思います。(私はケーブルを延長してPCを全て隣の部屋に設置して熱対策・騒音対策を行っています。)
ベンチマーク結果 IBM IntelliStation M Pro (6225-2J7)
OS : Windows XP professional
使用ソフト CrystalMark 2004
スコアは数値が大きいほど高速
IBM IntelliStation M Pro (6225-2J7)ベンチマーク測定結果
結果はこのような感じでした。
まあだいたいこんなものかといった感じの結果でしたが、グラフィックカードNVIDIA Quadro FX 1300はそれなりにいい数値を出しているようです。
比較対象としましてHP XW2400 P43.6GHzも測定してみました。
HP XW2400 P43.6GHzベンチマーク測定結果
ぱっと見比較してみて数値に差が見られます。CPUはXW4200の方が早かったのですね、この結果を見て気が付いたのですが、IntelliStation M Pro 6225-2J7 はハイパースレディングではないペンティアム4だったのですね、、ちょっとがっかりしました。
そしてXW4200は3D演算能力の低いカードが刺さっていることによりトータルのスコアは小さくなっています。
現状自作シストレプログラムは全く同じように動いていますのでこの程度の差は気にすることはなさそうですが、細かいところを追求していくとなかなか奥が深い物だと思いました。
ついでに現在メインで使用しています自作PC ASUS P5Q Deluxe Core 2 Duo E8600 3.33GHz も測定してみました。
ASUS P5Q Deluxe Core 2 Duo E8600 3.33GHzベンチマーク測定結果
なにやらメーターを振り切っています、Pentium4のモデルより3倍程度早い結果といえるでしょうか、値段は6倍ぐらいしました。 今ならもっと早いマシンが作れるのでしょうが正直現状でかなり満足しています。
IBM IntelliStation M Pro (6225-2J7)写真一覧
スタートアップ画面 (デュアルディスプレイ)
シストレの画面はずっと監視している必要は無いため、普段Dowチャートを常時表示させているモニタの開いてる端子にセットしました その関係上画面が縦になっています。
IBM IntelliStation M Pro (6225-2J7)本体内部写真(クリックで拡大)
5インチベイが前面パネルのデザインに合わせて 斜めに付いています。
ハードディスクなどはレバーを引くと取り外せるようになっています。
IBM IntelliStation M Pro (6225-2J7) 背面パネル写真(クリックで拡大)
側面パネルの蓋の裏側に ちょっとした解説図が書かれています。
Mini-PCIという見慣れない物が付いているようです、まず使うことはないでしょうが。w
IBM IntelliStation M Pro (6225-2J7) 本体内部拡大写真(クリックで拡大)
写真上部のビデオカードですがカートが歪まないようにするためかスペーサーのような物が付いていて反対側からもがっちりと固定されています。このような物は始めて見ました。
ちなみに前回購入しました HP XW4200 は平日ぼぼ24時間つけっぱなしですが全く問題無く作動しており、多い時には1週間に約2000回近くの取引を安定してこなしています。(実験的な手法が多数含まれます。w)
ただペンティアム4なので熱問題が気になるところですがシステムトレードはまだテスト段階です、現状PCのスペックはこのクラスのモデルで十分すぎる所もあり、発熱しないマシンに一新するにも成果が出てからで全全遅くないのでは・・ という事で、プログラムの書き換えの手間やコストを考えますと今年の夏は少々暑いのを我慢して様子を見てみようと思います。