EIZO RadiForce R22 ナナオ製21.3型IPS液晶ディスプレイを3台購入(トレード用ディスプレイ)

少し前に液晶ディスプレイが故障した記事を書きましたが、その代わりになるディスプレイを探していた所このナナオ製のR22というディスプレイが中古で売られているのを発見し3台購入しました。なぜ今時ワイドでもないディスプレイを3台も購入したのか不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんが詳しく解説したいと思います。

EIZO RadiForce R22
表示サイズ:21.3型(54cm)
パネルタイプ:IPS方式液晶
画素数:1,600×1,200ドット(UXGA)
視野角(水平/垂直):170°/170°
定格電圧:AC 100-240V
消費電力:70W

このモニタはお店で目にするまで存在すら知らない物でした、それもそのはずでこのモデルはナナオの業務用ラインナップの商品で医療機関向けに開発されたディスプレイです。
なぜこのモデルに注目したかと言いますと、現在唯一国産IPS方式の液晶パネルが使われていて最も優れた(高い色再現能力や、画面のギラつきがほとんどない等)ディスプレイの一つとして有名なナナオのL997というモデルとどこからどう見てもすべてそっくりであった所でした、ナナオのホームページを見て仕様も確認したところ液晶に関するスペックはすべて同じでした。

これはもしや中身はL997ではないかとピンときまして即1台試しに買って帰りました、私はL997を2台持っていますが、それらと並べて設置して色々テストしてみました、色に関しては医療向けにカスタマイズされているらしく全く違った雰囲気です、ギラツキに関してはほとんど感じられず液晶は同じ物のように見えます、中を開ければ同じかどうかはわかりますが結構複雑な構造でネジが多くて難しそうです、、そこでルーペを使いまして液晶の素子の形を直接見てみることにしてみました、通常の液晶は縦長の長方形の網の目のような形をしていますがL997の液晶素子は「く」の字型をしています、 R22も全く同じくの字方で完全に一致することが確認できました。この瞬間これは買いだ!と思いましたw  中古店にはかなり大量の在庫がありました、店員によるとレンタル品が満期を迎えた物で店内に置いてある物がすべてという話でした、私の経験上こういう商品は売れてしまったら2度とまとまった数は店頭に出てこない傾向があるかと思います、よく見かける民生用の一般製品でもそうなのですからこういうマイナーなモデルは2度と出てこないだろうと思います、 そこで3台まとめ買いする事にしました。

EIZO RadiForce R22をレビュー

使用感について
色合いに関してですが、こちらはやはりL997とは全く違う画像回路が入っているようでして色合いはかなり違います、
色再現能力はL997の方が断然高く写真を真剣にやる人には向いてないようです。
しかしながら注文画面やチャート表示にはそん な厳密な色再現能力は全く必要ありません、
目への負担がどの程度あるのかが焦点になってきますが、L997と同じ液晶なのでL997とまったく同じと言う結論にいたりました、3台買い換えた事により披露の度合いはかなり軽減されました。トレード用としてはかなりお勧めだと思います。

機能について
機能はL997より劣ります、L997には2系統の画面を子画面で表示するピクチャーインピクチャーの機能がついていますがそう言った点が省略されています。逆にカラープロファイルの選択肢にレントゲン写真を見るためのモードがあったりします。
入力端子がDVI端子とVGA端子 の2系統の仕様となっています。(L997はDVI端子2系統です)

しばらく使ってみましてこのディスプレイは目の疲労の度合いが少なくチャートが綺麗に見えますのでトレード用にはなかなか良いモデルだと思います。液晶に損傷がなく状態が良い中古品が出回っているようでしたら買って損はない物だと思います。

他にも後日何点か追加で詳細内容をアップする予定です、どうぞよろしくお願い致します。

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